不妊治療

「不妊治療」人生を振り回されないために決めておきたい3つのこと【体験談】

私は不妊治療を経て二人の子どもを授かりました。

若いころからPCOS(多嚢胞制卵胞症候群)で生理が不順だったので、子どもが欲しいとなったら「不妊治療」が必要だとわかっていました。

でも、いざ結婚し子ども作りの段階に来て、不妊治療を始めるとなると、どうしても気になっていたことがあります。

それは、

「不妊治療」=「圧倒的に女性の負担が大きい」こと。

不妊治療は、女性の精神的・肉体的な負担がとっても大きく、生活が「不妊治療」中心に回るといっても過言ではないぐらいです。

その上で、私は「不妊治療に人生を振り回されたくない」という強い思いがありました。

てらねこ
てらねこ
子どもは欲しいけれど…人生一度きり。他にもやりたいことがたくさんある…

そこで、 私は「不妊治療」という「成功」するかどうかわからないことにチャレンジをする前に「3つのこと」を決めることを夫に話しました。

今回は、私が決めた「3つのこと」をこれから不妊治療をはじめる方や、すでに不妊治療をされている方にシェアしたいと思います。

この記事は、

こんな方に読んで欲しい
  • 不妊治療について調べている人
  • 不妊治療をこれからスタートされる方
  • 不妊治療を始めたが先が見えずにつらい…という方 

に向けて書きました。

てらねこ
てらねこ
この「3つのこと」を決めておくことで、「不妊治療に人生を振り回されない」ようにしましょう!

不妊治療を始める前に決めておきたい3つのこと

結論からいうと、私が不妊治療を始める前に決めたのは、

不妊治療に費やす「時間」

不妊治療に使える「予算」

不妊治療を受ける「回数」

この3つです。

一つずつ説明していきます。

決めておきたいこと1:不妊治療に費やす「時間」

まず、「不妊治療に費やす時間」を年単位で決めます。

自分の人生で「不妊治療に費やしても良いと思える時間」を考えることが必要です。

これは不妊治療を開始する時の女性の年齢によっても異なるし、人生の中で何をやりたいかというそれぞれの目標や夢によっても変わってくると思います。

私の場合、不妊治療を本格的に開始したのは33歳の時でした。

それまで、20代でワーホリや海外就職を経験し、30歳で結婚、結婚後もヨーロッパへ1か月一人旅に出たり、カフェを開きたいという夢のために調理師学校へ通い調理師免許を取ったり…やりたいことを優先してきました。

でも、夫との子どもが欲しい…と思ったときに、女性が子どもを産めるリミットが目の前に近づいていることに気づき、「不妊治療」に1番高いプライオリティを置くと決心しました。

それでも、

・「いつまでやるのか・・・」

・「もし治療がうまくいかず、10年かかったら?」

など、自分自身に問い続けました。

その結果、私が自分の人生の中で「不妊治療」をトッププライオリティにして頑張るのは「最長5年」と決めました。

これは、あくまで私の場合です。

人によっては「1年」かもしれないし、はたまた「10年」かもしれません。

「どれくらい頑張れるか?」自分自身に問いかけてみてください。

一度きりの人生、大切な時間をどうやって使うかはあなたが自分で決めるべきです。

決めておきたいこと2:不妊治療で使える「予算」

つぎに、不妊治療に費やすことができる「予算」=「お金のこと」について考えます。

「不妊治療」はお金がたくさんかかるイメージがありますが、治療する内容によってかかってくる金額は大きく異なります。

<一般不妊治療の場合>

タイミング法…保険適用:1回数千円
人工授精…保険適用外:1回1~2万円

<高度不妊治療の場合>

体外受精・顕微授精…保険適用外:1回20~60万円(助成金あり*)

*助成金には国が行う「特定不妊治療助成事業」(参照:不妊に悩む夫婦への支援について)と地方自治体が主導の2種類があります。それぞれ対象となる条件が異なるので必ず確認してみましょう。

上記の金額はあくまで目安です。保険適用外の診療は自由診療なので、クリニックにより金額が異なります。また、個人によってお薬の量や、採卵で取れる卵子の数などによっても金額が変わってきます。

<私の不妊治療履歴>

  • 不妊治療開始33歳⇒採卵1回(凍結卵5個)、IVF1回目失敗、2回目着床
  • 35歳で第1子出産
  • 37歳で不妊治療再スタート⇒IVF3回目失敗、4回目化学流産、5回目着床
  • 38歳で第2子出産

<不妊治療でかかった金額>

  • 採卵周期…約90万円*
  • 移植周期…1回約20万円 x 5回 = 100万

合計約190万円

ざっくりですがこんな感じです。

ここから公的補助(国、地方自治体)がかかった金額の半分95万程出たので実際に自分たちが負担した金額は、交通費などを加味して100万円くらいです。

不妊治療を始める前に想定した「予算」は200-250万円なので、予算内でした。公的補助を入れると予算の半分で収まったということになります。

不妊治療の「予算」を決める時は、できれば余裕資金から捻出できる金額で考えるのがベストです。

公的補助を受けるとしても、クリニックでの支払い医療費はいったん全て自分たちで払わなければなりません。補助金が入ってくるのは申請してから数週間~1か月ほどかかります。

もし「余裕資金」がないという方は、早めに「不妊治療貯金」をスタートしておきましょう。

決めておきたいこと3:不妊治療を受ける「回数」

最後に決めておきたいことは「人工授精や体外受精をトライする回数」です。

人工授精や体外受精を受けると「今回はダメでも次はいけるかも」…という淡い期待がどうしても出てくるので、「次こそは…」と「辞められず辞められず苦しむ人が多い」と言われています。

年齢にもよりますが、体外受精の成功率が約20%と言われています。ということは、5回に1回は成功するはず…と思いますが、その1回がいつくるかは誰にもわかりません。

例えば、体外受精の場合、採卵から移植までのセットで、2-3か月で1回トライできるかどうかという感じになります。

そうすると1年間で4~6回トライ、

1年目 1-4回 80-240万
2年目 5-8回 160-480万
3年目 9-12回 180-720万

・・・・・

不妊治療に費やす「期間」「予算」を先に決めていくと、必然的にトライする「回数」も決まってくるのではないかと思います。

3つのことを決めておくメリット

不妊治療は一度はじめると、ゴールの見えないマラソンのように辛くなりがちです。

はじめに目安となるリミット(期限)を自分で設けることで心が少し軽くなります。

ちなみに、私は初めから体外受精を受ける予定で不妊治療をはじめたので、最初に「3年間」「150万」「IVF3回まで」と3つセットで設定しました。

結果としては「(IVF)5回」受けたのでオーバーしていますが、自分で設けた期限があったので「終わり」の見える不妊治療だったので少しは気が楽だったと思います。

不妊治療を始めるまえに、必ず信頼できるクリニックを見つける【重要】

どこのクリニックで不妊治療を受けるか…迷いますよね。

お金も時間もかかる不妊治療、できることなら後悔なく進めていきたいですよね。その上でクリニックの選択は慎重に行う必要があります。

まず事前にお住まいから通える範囲のクリニックの情報をチェックします。

・実績(HP上で過去の実績を公表しているかチェック。)

・金額(HP上で治療費用が提示されているかチェック。他と比べて高すぎないこと。)

ここで2~3か所に絞れたら、実際にクリニックに行って診察を受けてみましょう。

クリニックの雰囲気や受付・看護師さんの対応、先生との相性を実際に体感して決めるのが良いと思います。

不妊治療がうまくいかなかったときのことを考えておく

不妊治療を受けても、子どもを授かることができなかった場合、どうするかパートナーと一緒に考えておくことが大切です。

不妊治療も自然妊娠でも同じですが、子どもは「授かりもの」です。

いくら頑張って不妊治療を受けたとしてもうまくいかない可能性はどうしてもあります。

その場合どうするのか…最初からうまくいかなかった場合のことを考えるなんて!と思われる方もいるかもしれませんが、考えておいた方が実際にそうなったとき、心の切り替えが早くできます。

二人で人生をいきていく

子どもがもし授からなかったら、二人でどういう生活をしよう、どこに旅行にいこう、一緒に何をしよう…前向きに計画を立てておくのはいかがでしょうか。

不妊治療をやめた後、授からなかった場合にと最初から決めていた犬を飼われ、子どものように大切に育てられているというご夫婦の話を聞いたこともあります。

私は、もし子どもを授かることができなかったら、夫婦ともに美味しい物を食べるのが好きなので「世界一周グルメ旅」に行こうという話をしていました。

里子や特別養子縁組を検討する

世の中にはいろんな事情があって「親」を必要としている子どもがたくさんいます。「子ども」を授かることができなかった夫婦が、「親」を必要としている子どもの親に立候補するのはとても自然なことだと思います。

血がつながっていても、つながっていなくても、そもそも「親」と「子ども」は別の人間です。一人の人間を大人になるまで見守る「子育て」という貴重な仕事は、自分の子どもが授からなかったからできない、ことでは決してありません。

私たち夫婦も子どもが授からなかった場合は「里親」や「特別養子縁組」を考えていました。

幸運なことに不妊治療にて2人授かることができ、今のところ「里親」も「特別養子縁組」も行っていません。

が、3人欲しかった私はもう一人いつの日か(不妊治療はもうしないので、「里親」か「特別養子縁組」で)…と密かな思いを抱いていたりします。

まとめ:不妊治療に人生を振り回されない方法・決めておきたい3つのこと

不妊治療を経験して、不妊治療は女性にとって時間的・精神的負担がかなり大きいことだとはっきり断言できます。

そして現在の国の体制では、高度不妊治療は保険適用外のため不妊治療を受けるにはまとまったお金が必要になってきます。

その上で、自分自身が後悔しないように「期間・金額・回数」のリミットを決めて「先の見える不妊治療」にしてみてはいかがでしょうか。

不妊治療に人生を振り回されないポイント

不妊治療を始める前に決めておきたい3つのこと:

「期間」「お金」「回数」

☆信頼できる不妊治療クリニック(先生)を見つけること

☆不妊治療がうまくいかなかっときのことをシュミレーションしておく

てらねこ
てらねこ
赤ちゃんがあなたのところにやってきてくれますように…

この記事が少しでも参考になりましたら嬉しいです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です